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職場のコミュニケーション向上術|信頼関係が深まる実践ステップ

  • 山中信幸
  • 2025年5月30日
  • 読了時間: 14分



▶︎1. 職場のコミュニケーション向上とは



1.1 スキルよりも“関係性”がカギになる理由

「報連相さえ徹底すれば、職場のやり取りはうまくいく」

 そう考えていませんか?


 確かに基本的なスキルは必要ですが、それだけでは現場の空気は変わりません。

本当に必要なのは、“言葉が届く関係性”をつくることです。

たとえば、同じ内容を伝えても「この人の話なら聞ける」と感じるときと、

 「また指示か…」と反発したくなるときがありますよね。


 この違いを生むのが、“関係の質”です。

実際、職場のコミュニケーションにおける多くの悩みは、伝え方ではなく、 

「どう関係を築いているか」「安心して話せる相手か」に根本の原因があります。

向き合う姿勢が変われば、自然と伝わり方も変わってくる。 


そのためには、技術を超えた“関わり方”を見直す必要があるのです。


1.2 表面的なやり取りが生む誤解とストレス

「ちゃんと話したのに、伝わっていなかった」

「自分の意図と全然違う受け止め方をされた」 

そんな経験、思い当たることはありませんか?


これは“言葉の表面”ばかりがやり取りされ、

 感情や背景といった“文脈”が共有されていないことが原因です。

たとえば上司が「もっと早く報告して」と言ったとき、

 本人は「不安だから先に知っておきたい」と感じていたかもしれません。


 でも部下には、「信用されていない」「急かされた」と受け取られてしまう。

このようなすれ違いは、伝える内容の問題ではなく、 

「お互いを理解しようとする土台」ができていないことから起こります。


だからこそ、コミュニケーション向上の第一歩は、 

「何を言うか」より「どんな関係性の中で話しているか」に意識を向けることなのです。


1.3 実は身近なところに「改善のヒント」がある

改善のヒントは、特別な場面だけでなく、日常のやり取りの中に隠れています。

 ここで少し、身近なやりとりを例にしてみましょう。

たとえば、夫婦で洋服を選んでいるとき。 


「どっちがいいと思う?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?

素直に「こっちがいい」と言ってしまいがちですが、

 そこで「それぞれ、どこがいいと思ったの?」と聞き返すと、

 相手は「一緒に考えてくれている」と感じ、対話が深まります。


このように、“答える”のではなく“問い返す”ことで信頼が生まれるのです。

 職場でも同じです。


  • 「どうしたらもっとやりやすくなると思う?」

  • 「その意見の背景にある想いを聞かせて」

  • 「自分の意図、ちゃんと伝わってるかな?」


こんな問いかけができるだけで、会話の質が変わり、

 「伝わらない」「話せない」といった空気が少しずつほぐれていきます。

コミュニケーション向上のヒントは、意外とすぐそばにあるのかもしれません。



▶︎2. 職場コミュニケーションがうまくいかない背景



2.1 世代・立場の違いが生むすれ違い

同じ空間で働いていても、「感じていること」や「当たり前」の基準は人それぞれ。

 その違いが、コミュニケーションのズレを生み出すことがあります。

特に世代や立場が異なる相手とのやりとりでは、 こんなすれ違いが起こりやすいんです。


  • 上司:黙っていても分かるはず

  • 若手:言葉で説明してくれないと分からない

  • 中堅社員:両者の板挟みでストレスを感じる


たとえば、上司が「空気を読んで動け」と思っている一方で、

 若手社員は「どう動けばいいか、ちゃんと説明してほしい」と考えている。

 このとき、両者とも「自分は間違っていない」と思っているからこそ、 話し合いがすれ違いに終わってしまうんです。


価値観の違いは、意見の対立ではありません。 

“理解のきっかけ”になる視点として、大切にする必要があります。


2.2 「話しているのに通じ合えない」原因とは

「ちゃんと伝えたはずなのに、なぜか誤解された」

 「話し合ったのに、まったく前に進まない」

 こうした経験、どの職場でも一度はあるのではないでしょうか。


その原因は、「話しているつもり」が「通じ合っていること」とは限らない、という点にあります。

ここで思い出してほしい場面があります。


——パートナーと買い物に行ったとき、

 「どっちの服がいいと思う?」と聞かれたことはありませんか?

「それならこっち」と答えるのは自然な反応ですが、 実は、相手が求めていたのは“正解”ではなく、“共感”だったりします。


「それぞれ、どこが気に入ったの?」と返すだけで、 

「一緒に考えてくれる」という安心感が生まれ、会話が深まるんです。


職場でも同じです。 相手の言葉を受け取る前に、自分の答えを急いでしまう。

 その結果、言葉だけがすれ違い、意図や気持ちは置き去りになる

 それが「通じ合っていない感覚」につながるのです。


2.3 感情のズレが信頼を遠ざける

どんなに理路整然としたやりとりでも、 感情の温度がズレていると、信頼関係は築けません。

たとえば、部下に「早めに報告してね」と伝えた上司。


 口調は柔らかくても、声に焦りがにじんでいれば、 部下は「責められている」と感じてしまうかもしれません。

このような“感情のズレ”は、言葉では修正しにくいものです。

 気づかれないまま積み重なれば、「もう話しても無駄」と心を閉ざされてしまう。


こんな兆しが見えたら、注意が必要です。


  • 返事はあるけれど、目を合わせてくれない

  • ミスを指摘すると、極端に落ち込む or 反発する

  • 意見を聞いても「なんでもいいです」と答えが返ってくる


いずれも、感情が置き去りになっているサインです。

コミュニケーション向上には、「気持ち」に目を向けることが欠かせません。

 相手の感情を“理解する”のではなく、“想像する”ことから始めるだけでも、 会話の空気は大きく変わっていきます。



▶︎3. 職場のコミュニケーション向上に必要なアプローチ



3.1 「対話の設計」で会議と日常の質を変える

話し合いをしているのに、なぜか結論ばかりを急いでしまう。

 そんな空気が蔓延していませんか?

会話と対話の違いは、“設計”にあります。


「対話の設計」とは、安心して話せる場を意図的につくること。

 会議や1on1、ちょっとした日常会話にも応用できます。

たとえば、こんな工夫があります。


  • テーマを事前に共有し、考える時間を設ける

  • 「否定しない」「途中で遮らない」といったルールを明示する

  • 発言の順番や、沈黙の許容時間を設けて、焦らず話せる空気をつくる


こうすることで、ただ“話す”から、“互いに受け取り合う”時間へと質が変わっていきます。

言葉のやり取りだけでなく、「どう関わるか」を整えることで、会話の深さは自然と変わっていくのです。


3.2 “内省”と“承認”が信頼を育てる土台になる

職場でうまくいかないとき、「あの人が悪い」「話が通じない」と他者に原因を求めてしまいがち。 でも、少し立ち止まって「自分はどう感じていたんだろう?」と内省してみると、 意外な気づきが得られることもあります。

内省は、自己理解を深める入り口です。


「本当は、不安だったのかもしれない」

 「過去の経験が、反応を強くさせていたのかもしれない」


この気づきが、自分の話し方や聞き方を変えるきっかけになります。


そして、内省とセットで重要なのが“承認”です。

 これは「褒める」こととは違い、

 「あなたの存在をちゃんと見ているよ」というメッセージを届けること。

たとえば、部下がプレゼンに挑んだ後。


 「緊張してたと思うけど、しっかり伝わってたよ」と一言添えるだけで、

 信頼感はぐっと深まります。

内省と承認は、どちらも“静かなやりとり”ですが、 関係性の質をじんわりと底上げしてくれる、大事な土台です。


3.3 関係性を再構築するための3ステップ

「一度ギクシャクしてしまった関係は、もう戻らない」

 そう思ってしまうこと、ありませんか?

でも実は、人間関係は意図的に“つくり直す”ことができるんです。


 関係性を再構築するには、次の3ステップが効果的です。


  1. 過去を振り返る対話  

    何が起きたのか、どう感じていたのかを落ち着いて共有します。  

    責めるのではなく、感情を丁寧に言葉にすることがポイント。


  2. 背景を理解するプロセス  

    相手の立場や行動の理由を尋ねてみると、見え方が大きく変わることがあります。  「そうだったんですね」と認めるだけで、空気は和らぎます。


  3. これからの関係を共に考える  

    「次はこうしてみようか」と、未来に目を向けた対話を行う。  

    希望や選択肢が見えてくると、お互いに歩み寄る余地が生まれます。


これらは、必ずしも時間がかかるものではありません。

 “対話する姿勢”さえあれば、関係性はゆっくりとほぐれていくのです。


3.4 「安心できる場」がコミュニケーションの出発点

どれだけ良いルールや制度が整っていても、

 その場に“安心感”がなければ、人は本音を出せません。


「何を言っても大丈夫」

「自分を否定されない」 

「ちゃんと話を聞いてくれる」


この3つの感覚があるだけで、会話の空気はまったく違ってきます。

たとえば、会議の最初にアイスブレイクを取り入れるだけでも、

 参加者の表情がやわらぎ、その後の発言が増えることがあります。


また、リーダーや先輩が自分の失敗談をオープンに語ることも、場に安心をもたらす強力な方法です。

安全な場があるからこそ、人は「自分の言葉」で語れるようになる。

 そしてその積み重ねが、職場全体の信頼感へとつながっていくのです。



▶︎4. 外部サポートで加速するコミュニケーションの質

4.1 セミナーで終わらせない「伴走型支援」とは

「研修を受けた直後は良かった。でも、時間が経つと元に戻ってしまった」

 そんな声を耳にしたことはありませんか?


これは、“一度学べば身につく”という前提に立った施策の限界とも言えます。


 本当に必要なのは、「学びを定着させる仕組み」なんです。

そこで注目されているのが、“伴走型支援”。

 単発のセミナーで終わらず、職場の中での実践に寄り添いながら、 継続的にコミュニケーション改善をサポートするスタイルです。


伴走型支援の特徴はこんなところにあります。


  • 実際の会議や1on1の場面に対するフィードバック

  • 現場で起きたすれ違いを題材にした内省と対話のワーク

  • 数週間単位でのフォローアップ設計


“やってみる → ふり返る → 工夫する”という流れがあることで、 日々の関係性の質が、着実に変わっていくのです。


4.2 山中信幸による実践型サポートの特長

山中信幸が提供するコミュニケーション支援は、対話力を核にした実践型プログラムです。

 30年以上にわたって教育現場で培われた経験をベースに、職場・学校・地域など、あらゆる場面に対応できる内容が用意されています。


主な特徴は以下の3点です。


  • 伝える力を高める:相手に伝わる言葉選びや、感情に配慮した表現を学びます。

  • 聴く力の強化:相手の感情や背景をくみ取るリスニングスキルを体験的に習得します。

  • 問いかけ・場づくりの技術:思考を引き出す問いの立て方や、参加型の場づくりに役立つノウハウを学びます。


セミナーは、対面・オンラインの両方に対応し、2時間前後の構成が基本。

 また、参加人数や目的に応じて柔軟なカスタマイズが可能です。


教育現場・地域活動・企業内研修など、それぞれの課題に応じた対話設計ができるのが山中信幸の大きな強み。

 実際に、JICA関西・中国の研修アドバイザーを務めるなど、幅広い実績があります。

「対話によって関係性が動く」ことを、実践を通して体感できる内容です。


4.3 教育現場でも信頼される実績と満足度

山中さんのセミナーは、特に教育分野で高い信頼を得ており、

 JICAの研修アドバイザーや大学での講義実績など、30年以上にわたる経験が裏付けとなっています。

特筆すべきは、セミナー参加者の満足度。 実施後のアンケートでは、90%以上が「参加して良かった」と回答しています。


その理由として挙げられるのは、


  • 現場の声を丁寧に拾った柔軟なカスタマイズ設計

  • 実践に活かせるようワークや事例を豊富に盛り込んでいる

  • “安全な場”づくりへの繊細な配慮とファシリテーション力


教育の現場で評価されるプログラムは、当然ながら、職場や組織の現場でも機能します。

「人と人がどう関わるか」を根本から見直せる内容だからこそ、あらゆる職場に対応可能なのです。


4.4 こんな職場には特におすすめ

では、どんな職場に山中さんのサポートがフィットするのでしょうか?

 こんな課題を感じている組織には、特におすすめです。


  • 会議で本音が出ず、発言が形式的になっている

  • 若手社員がすぐに辞めてしまい、定着しない

  • 部署間や役職間の温度差が大きく、連携が難しい

  • 管理職がメンバーとの関係性に悩んでいる

  • チームに“いい空気”をつくりたいけど、何から始めればいいか分からない


山中さんの支援は、「誰かを変える」のではなく、

 “関係性そのもの”に優しく働きかけることで、自然と変化が生まれる設計になっています。

今ある人材・文化を大切にしながら、 職場に流れる空気を少しずつあたためていきたい。 そんな想いを持つ組織に、ぴったりのアプローチです。



▶︎5. 今すぐ始められる職場コミュニケーションの改善

5.1 小さな行動が空気を変えていく

「職場の雰囲気がなんとなく重い」「チームがかみ合っていない気がする」

 そんなとき、まずは自分の言動を少し変えてみることから始めてみませんか?

空気は、一人の行動でも驚くほど変わります。


たとえば、こんな小さな行動です。


  • 会話の冒頭に「どうだった?」「最近、何か気になることある?」と一言添える

  • 意見を否定せず、「そう感じたんだね」とまず受け止めてみる

  • 忙しい中でも、誰かの仕事を「ありがとう」と言葉にして伝える


こうした行動は、どれも1分もかからないものばかり。

 でも、受け取った相手の心には“安心”や“尊重”の感覚が残ります。

コミュニケーションの改善は、制度や仕組みを変える前に、“態度”から始めるのがいちばん早い。


ちょっとした勇気と意識が、周囲の反応を変え、

 その変化が連鎖することで、職場の空気そのものがやわらかくなっていくんです。


5.2 実践で「対話の力」を体感しよう

頭では「対話が大事」と理解していても、 実際に“体験”してみると、その価値をぐっと実感できるものです。


たとえば、セミナーなどで以下のような対話ワークを体験すると——


  • 誰かの話をただ遮らずに3分間聞く

  • 自分の感情を「怒り」や「不安」などに分けて言葉にしてみる

  • 「それってどういう気持ちだったの?」と質問を重ねる


その場の空気が変わるのはもちろん、

 「聞いてもらえた」という安心感と、「話せた自分」への自信が残ります。

これはまさに、“信頼が生まれる瞬間”です。


たとえば、服選びで「どっちが似合う?」と聞かれたときに、

 「それぞれ、どう思ったの?」と返すことで、

 相手が「一緒に考えてくれてる」と感じるように。


職場の会話でも「正解を言う」より、「寄り添って関わる」ことが対話の本質です。

そんな感覚を、頭ではなく体感でつかむには、やはり一度「対話の場」に身を置くこと。

 参加型のセミナーや研修を通じて、 “自分のクセ”や“他者との違い”に気づく時間をつくってみてください。


きっと、「こうすれば伝わる」「こういう関わり方なら安心できる」—— 

そんなリアルなヒントが、自然と見えてくるはずです。



▶︎6. まとめ:職場の未来は、日々の対話から

6.1 技術ではなく、姿勢が変化をつくる

「伝え方を学べば、職場の会話はうまくいく」 そう思っていませんか?

もちろん、伝え方の技術は役に立ちます。

 でも、それだけでは本当の信頼関係は築けません。


大切なのは、「どう話すか」より「どう向き合うか」。

相手を変えようとする前に、自分の姿勢を見直す。 相手の話を“聞く準備”ができているか、自分自身に問いかけてみる。

 その小さな心の動きが、職場の空気をゆるやかに変えていくんです。


6.2 見逃しがちな「改善のサイン」に気づこう

コミュニケーションの改善は、劇的な変化として現れるとは限りません。

 むしろ、さりげない場面にこそ、兆しが表れるものです。


たとえば:

  • 以前より、同僚が雑談を交わすようになった

  • 会議の前に、ひと言気遣いの言葉が飛び交うようになった

  • 上司が自分の考えを語るだけでなく、問いかけるようになった


これらはすべて、対話の土壌が育ち始めている証拠です。


“なんとなく話しやすい”という空気は、 誰かのちょっとした変化と、周囲の反応の積み重ねでできていくもの。

変化は、小さく静かに始まります。

 それを見逃さずに育てる視点こそ、リーダーやチームメンバーに求められる感性です。


6.3 山中信幸のセミナーで、対話から変わる職場へ

「うまく伝えられない」「本音で話せない」

 そんな職場の課題に直面している方にこそ、対話の力を育てるセミナーがおすすめです。

山中信幸が行うセミナーは、教育・社会教育・職場など多様なフィールドでの課題解決をサポートしてきた実績があります。


具体的には

  • 自己理解と相互理解を深める内省と承認のワーク

  • 非言語コミュニケーションも活用した実践型のセッション

  • 「聴く・伝える・対話する」力を育てるステップ設計


また、教育現場では生徒や保護者との関係づくり、 社会教育分野では目標設定や地域連携においても高い評価を受けています。

受講者の90%以上が「参加してよかった」と答えており、 わかりやすさと実践性を兼ね備えた内容で信頼を得ています。


もし職場や組織に「対話の力」を取り入れたいと思ったら、まずは一歩踏み出してみませんか? 山中信幸のセミナーが、そのきっかけになります。



▶︎対話から始める職場づくりなら、山中信幸におまかせください。

空気が重い、会話がかみ合わない、信頼が育たない──。そんな悩みには、関係性から整えるアプローチが効果的です。

山中信幸のセミナーでは、実践的な対話ワークを通じて、職場の空気をやわらかく変えていきます。

詳しくは「山中信幸オフィシャルサイト」よりお問い合わせください。



 
 
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